イスラム教徒が多いインドネシアでは、お酒を飲むことにとても厳しい決まりがあります。
持ち込むのはどう?旅行者が飲むのもダメなのか?など紹介していきますね。
<インドネシアでお酒が飲まれない理由>
イスラム教徒の教えの中に「お酒を飲んではいけない」という決まりがあるため、インドネシアではお酒が出回っていません。
また、密造酒が簡単に手に入る環境からお酒におぼれる人や犯罪が多発。
それを防ぐことに力を入れるようになり、余計にお酒を飲む習慣がなくなってしまいました。
コンビニやスーパーマーケットでもお酒が置かれなくなるなど、生活する中からどんどん消えてしまっています。
また、イスラム教徒で飲食が許されているものを「ハラール」と呼び、そういったハラールの文字を掲げているお店でないと入らないというイスラム教徒の人もいます。
レストランでお酒を置いているとお客さんがこない事態も起こりえますよね。
このような流れから、お酒に触れる機会が減っているのです。
<日本からの持ち込みは自由?>
インドネシアにお酒を持ち込むことは可能です。
しかし色々な決まりがあるため、空港の荷物チェックで時間がかかったり、お金を取られてしまうことも…。
お酒を持ち込むポイントを紹介していくので、チェックして下さいね。
◆1リットルまでに抑える
インドネシアにお酒を持ち込めるのは1リットルまでと決まっています。
それを上回る場合、350%の関税がかかってくるので、大金を支払わないといけないですね。
お酒の値段によってかかってくる関税が違うことから、お酒の値段を誤魔化すという人もいますが、バレてしまうと違う部屋に呼び出されて厳重注意など、さらに大変なことになってしまいます。
持ち込み可能な量を守るようにしましょう。
◆紙パックのお酒が安心
スーツケースをX線検査でチェックされたときに、瓶だと引っかかってしまい、中身を出して説明しないといけないことが多いです。
その分時間がかかり、とても煩わしいですよね。
それが紙パックだと、引っかかることなく荷物検査をスルーできる可能性が高いです。
それを利用して、紙パックのお酒を1リットル以上持ち込む人もいますが、バレてしまうと没収・お金の請求など、後々大変なことになってしまいます。
紙パックのお酒で1リットル以内に収めるのが、何も心配なくインドネシアにお酒を持ち込める方法ですね。
<インドネシアでお酒が飲めるレストランは?>
お酒の飲めるレストランが少ないインドネシア。
私の友達が旅行に行ったときも、お酒が置いているかを7軒以上聞いて回ったと言っていました。
しかも置いているところを見つけても、ビール・ワイン・ウイスキーなど種類がたくさんあるということは、ほとんどありません。
お酒の種類は「ビンタンビール」だけ。
また、普段は置いていてもラマダン(イスラム暦の1ヶ月間行われる断食月)の時期は提供しないこともあるので要注意!
それでもお酒が飲みたい人のために、お酒がある可能性が高い場所やお店を紹介します。
◆市街
市街のレストランに行くと、そこまで規制が厳しくないのか、お酒を提供しているお店があります。
(そのため日本からの移住者は市街に住む人が多いです)
ジャカルタにある「Naughty Nuri’s」は、インドネシアには珍しく豚肉やお酒が置いてあるお店です。
旅行者が利用することも多く、バスの送迎サービスなんかもあります◎
気になるお店があったら覗いてお酒があるのかを確認しながらハシゴする人も多いですよ。
(韓国料理や中華など、インドネシア料理のお店でない方がお酒を置いている可能性は高め)
インドネシアでのお酒の飲み方ですね。
◆空港やホテル内のレストラン
空港やホテルに入っているお店やコンビニでは、お酒を提供しているところが多いです。
住民だけでなく旅行者が多いのが理由ですね。
「ジャカルタスカルノハッタ空港」は、とても広く、レストランも充実しています。
乗り換えで利用する人も多いので、食事をするならこの空港がオススメですよ。
ファミリーマートなど日本でも馴染みのあるコンビニがあるのも安心できます。
◆大きいスーパーマーケット
コンビニやスーパーマーケットにお酒が置けないのは、小さな店舗が対象です。
大きいスーパーマーケットなら少しだけ置いている可能性があるので、部屋でゆっくり飲みたいときや、少し飲み足りないなというときにも嬉しいですよね。
「SAUDARA」という名前のスーパーマーケットにお酒が置いてありました。
見つけたときは、是非チェックしてみて下さい。
<ノンアルコールを楽しむのもアリ!>
空港やホテルのレストランは、旅行者が利用することも多く、お酒を置いている可能性が高いです。
でも田舎の方に行くと、インドネシアでお酒を飲むのに、苦労するでしょう。
そんなときはいっそのこと、ノンアルコールを楽しむか、料理を堪能するのもいいですね♪
持ち込みについても決まりがあるので、空港でスムーズに進んでいけるように、守っておきましょう。